tamari architects

万博と仏教 -オリエンタリズムか、それとも祈りか-

2023 exhibition interior

1970年以前、以降という2つの軸で語られる構成に対し、直線と曲線でつくられた回廊と、中心に中庭を配置した。かつての大阪万博日本館に陳列された仏像什器の色をモチーフに、朱に彩られた柱や什器、地面には陶片の砕石を敷いている。情報展示を辿るため経路には柱とパネルを林立させ、自由な位置に展示できるよう構成した。また中庭にはかつての大阪万博時につくられた、常滑の陶器の椅子(月の椅子)が配され、FRP製の模造仏像や映像展示をゆったり鑑賞できる空間となっている。

location: NIhonbashi-Takashimaya,Tokyo

year: 2023

type: Exhibition

graphic design: UMA/design farm

collaboration: sakishiraz(metal work), 吉田着色(metal color), 園園(gardener), new domain(install)

organizer: 高島屋史料館 TOKYO

supervisor: 君島彩子 (宗教学者, 和光大学講師)

photo: Yosuke Ohtake